阪神タイガース 試合結果

• （勝）下柳 9勝1敗0S　（Ｓ）
• （登板投手：下柳−藤川−江草−橋本）
• （負）川島 6勝8敗0S
• （登板投手：川島−吉川−山部−河端−花田）
• （本）シーツ 13号（3ラン=河端）

（試合内容）

ヤクルトは６番ライトに偵察メンバーとして投手の藤井を入れていたが、阪神の先発がサウスポーの下柳ということで、宮出が替わって出場した。

一回表、先発・下柳は三者凡退に打ち取る。
一回裏、先頭・赤星がヤクルトの先発・川島の初球を打ってセカンド内野安打で出塁すると、鳥谷も三遊間を破るレフト前ヒットで続く。さらにシーツの２球目にパスボールがあり、無死二・三塁となって先制のチャンスをつかむ。シーツは高いバウンドのファーストゴロとなるが、その間に三塁走者・赤星がホームインし、阪神が先制する。なおも一死三塁のチャンスが続いたが、金本、今岡は凡退。
二回表、二死後、宮出のサードゴロを三塁手・今岡が捕ったものの、グラブのボールを取り損ねたため一塁に送球できず。記録はサード内野安打となってランナーを１人出すが、古田はセカンドゴロに打ち取る。 二回裏、先頭の桧山が四球で出塁するも、後続なし。
三回表、藤本の好プレーもあり三者凡退に打ち取る。
四回表、二死からラミレスにツーベースヒットを許すが、鈴木健はセカンドゴロに打ち取る。
四回裏、一死から今岡が四球で出塁。そして桧山がライトポール際へあわやという当たりをはなつが惜しくもファール。結局三振に倒れ、矢野も三振で得点ならず。

五回表、一死から古田にセンター前ヒットを打たれるが、後続を断った。
六回表、先頭の青木に四球を与え、宮本に送りバントを決められて一死二塁となる。岩村にセンター左へ大飛球を打たれ一瞬ヒヤリとするものの、赤星が追いついてフェンス手前でキャッチ。二塁走者・青木はそのまま。つづくラミレスとの勝負は避け、敬遠の四球を与えて二死一・二塁となった後、鈴木健をセカンドゴロに打ち取り、ピンチを脱出した。
六回裏、先頭の鳥谷がストレートの四球で出塁。シーツ、金本凡退後、今岡がライト前ヒットをはなって、二死一・三塁のチャンスとなる。しかし、桧山はショートフライに倒れて得点ならず。
七回表、マウンドは二番手・藤川。先頭の宮出に粘られた末、センター前ヒットを打たれる。古田は藤川の４球目の時にバントの構えを見せてからヒッティングに出るが空振り。この時、ヒットエンドランのサインが出ていたのか、二塁へ走った宮出を矢野が刺してアウト。古田三振で二死となった後、土橋のサードゴロを今岡が一塁へワンバウンド送球し、シーツがこれを捕れなかったため、三塁手・今岡のエラーでランナーが出るが、川島の代打・真中をピッチャーゴロに打ち取り、事なきを得る。
七回裏、マウンドは二番手・吉川。この回先頭の矢野が三振に倒れた後、藤本が三塁線へツーベースをはなちチャンスをつくる。途中出場の中村豊の打順で代打・片岡が出ると、ヤクルトは吉川から山部に投手交代。片岡はストレートの四球で一死一・二塁とする。赤星はショートゴロに倒れ二塁封殺、二死一・三塁となるが、鳥谷の打球は山部の差し出したグラブの先に当たるピッチャー強襲内野安打、この間に三塁走者が生還し貴重な追加点をあげる。さらに代わった河端の初球を、シーツがレフトスタンドへ３ランを叩き込みとどめを刺した。続く金本も左中間へ大きな打球を飛ばしたが青木の好守備にセンターフライに倒れた。
八回表、三番手・江草が登板。一番からの上位打線を三者凡退に打ち取った。
八回裏、マウンドは五番手・花田。今岡倒れた後、江草の代打・スペンサーが四球を選び出塁。しかし後続が倒れ得点にはいたらなかった。
九回表のマウンドは橋本。一死から鈴木健に四球を出すと、宮出にライト前ヒットを打たれ、一・二塁のピンチを招くが、古田をライトフライ、三木の代打・ユウイチをサードゴロに打ち取りゲームセット。
先発・下柳は６回を投げ３安打無失点の好投で９勝目。
この勝利で阪神の貯金は今季最多の２１になった。

（注目選手）

• 下柳 剛：６回０封で９勝目
• シーツ：１人で４打点