阪神タイガース 試合結果

• （勝）井川 10勝3敗0S　（Ｓ）
• （登板投手：井川−藤川−久保田）
• （負）上原 6勝9敗0S
• （登板投手：上原−内海−シコースキー−岡島）
• （本）シーツ 10号（2ラン=上原）、仁志 6号（ソロ=井川）、桧山 5号（2ラン=上原）、シーツ 11号（ソロ=内海）、清原 21号（ソロ=井川）、シーツ 12号（ソロ=岡島）

（試合内容）

後半戦初戦。巨人は阿部を３番にすえる新オーダーで臨んだ。
一回表、一死から鳥谷がライト前ヒットで出塁すると、シーツがバックスクリーン左側へ先制のツーランホームンをはなつ。
一回表、井川は三者凡退に打ち取ったが、二回裏、一死からローズにストレートの四球を与えてしまう。しかし後続を断った。
三回表、一死から赤星が三遊間をやぶるレフト前ヒットで出塁。そして鳥谷の五球目に二塁盗塁に成功。鳥谷セカンドゴロの間にランナーは三塁に進むが、シーツがライトフライに倒れた。
三回裏、この回先頭の矢野にフルカウントから四球を与える。上原の送りバントは井川が捕り、二塁を封殺。一塁もアウトとなって併殺とする。このバントを処理した際に、井川は左手人差し指を突き指した模様だが、治療後プレー続行。直後、仁志にレフトスタンドへソロホームランを打たれる。続く二岡には右中間へツーベースを打たれるが、阿部をセカンドゴロに打ち取った。
四回表、この回先頭の金本がレフト線へツーベースヒットをはなつ。今岡のセカンドゴロの間にランナーは三塁進塁。そして、桧山がライトスタンドへツーランホームランをはなち２点を追加した。

五回裏、先頭の清水にセンターフェンス直撃のスリーベースを打たれる。続く矢野のピッチャー強襲の当たり、井川の左足に当たったか、セカンドゴロとなりその間に三塁走者が還り巨人が１点を返す。上原の代打・十川は三振、仁志ファーストゴロで１点どまり。
六回表、二番手・内海が登板。この回先頭のシーツが、バックスクリーンへこの試合２本目のホームランをはなつ。続く金本が四球で出塁するが後続なし。
六回裏、先頭の二岡にレフト前ヒットを打たれる。しかし阿部を空振三振、小久保は初球をショートゴロ併殺打で結局三人で打ち取った。
七回裏、一死から清原にライトスタンドへソロホームランを打たれる。続く清水にライト前ヒットを打たれるも、矢野をショートゴロ併殺打に打ち取る。

八回表、鳥谷が三球三振に倒れたところで、ピッチャーが内海からシコースキーに交代。シーツが三振に倒れた後、金本がレフト前ヒット、今岡ライト前ヒットで二死一・三塁とし、桧山が初球をライト線へタイムリーをはなち、１点を追加。なおも二死一・三塁で、矢野が左中間へ２点タイムリーをはなち８−３とする。藤本が一塁手・清原のファーストミットをはじく内野安打で続き、二死一・三塁で井川に代打・濱中が送られるが三振に倒れる。
八回裏、マウンドは二番手・藤川。ふたつの三振をとり三者凡退に打ち取る。
九回表、岡島が登板。二死から、シーツがこの試合３本目となるホームランをレフトスタンドへ叩き込む。続く金本が四球で出塁するが今岡が三振に倒れる。
九回裏、マウンドは守護神・久保田。阿部の２球目にライトポール際へホームラン性の当たりを打たれるがファール。結局サードファウルフライに打ち取る。そして、小久保サードフライ、ローズを空振り三振に打ち取り、クリーンナップを三者凡退に打ちとってゲームセット。

阪神は後半戦を白星スタート。井川は７回を投げ被安打６、２四球、３失点でハーラー単独トップの１０勝目をあげ、阪神の投手では１９８２年の小林繁以来２３年ぶりの４年連続２桁勝利を達成。
なお、藤川は点差の開いた場面で登板したため、連続試合ホールドの記録が１７でストップした。
巨人は、この試合の敗戦で自力優勝の可能性が消滅。また、先発・上原は自身初の４連敗で、自身シーズンワーストの９敗目となった。

（注目選手）

• シーツ：来日初の１試合３本のホームラン
• 桧山 進次郎：２ランホームランとタイムリーで３打点