2005年6月29日 広島東洋カープ vs. 阪神タイガース 8回戦

  • 阪神タイガース 成績 42勝29敗3分(対広島 6勝2敗0分)
  • 米子市民球場 18時21分開始 試合時間:3時間15分 観客数:13133人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 0 0 0 0 1 0 3 0 3 7 14 0
広島 0 1 2 0 0 0 0 0 0 3 9 2
  • (勝)福原 4勝9敗0S (S)
  • (登板投手:福原−藤川−ウィリアムス−久保田)
  • (負)梅津 1勝1敗0S
  • (登板投手:デイビー−仁部−梅津−高橋−永川−ベイル)
  • (本)前田 16号(ソロ=福原)、緒方 10号(2ラン=福原)、シーツ 8号(3ラン=梅津)、金本 19号(3ラン=ベイル)

(試合内容)

一回表、先頭の赤星がレフト線へツーベースをはなつも、鳥谷の初球に三盗失敗。鳥谷倒れ二死となった後、シーツがライト前ヒットで出塁。金本のレフト前ヒットでシーツが三塁を狙うも、レフト前田からの好返球で憤死。3本のヒットを出しながらも走塁ミスがあり無得点に終わった。
阪神先発の福原は初回は三者凡退に打ち取る順調な立ち上がり。
二回表、今岡三振の後、桧山がレフト前ヒットで出塁。矢野の右中間へ伸びた打球はセンター緒方がダイビングキャッチされる。藤本が一二塁間をやぶるヒットをはなち、さらに福原が四球を選び、二死満塁のチャンスをつかむが、赤星がショートゴロに倒れ得点は出来なかった。
二回裏、一死から前田に打った瞬間それと分かるホームランをライトスタンドへ打たれ広島に先制を許す。さらに新井に四球を出し、石原にライト前ヒットを打たれ二死一・二塁のピンチとなるが、打順よく先発ピッチャーのデイビーをショートゴロに打ち取る。
三回表は二番からの好打順も三者凡退。
三回裏、この回先頭の木村拓にレフト前ヒットを打たれると、松本に送りバントを決められ一死二塁のピンチ。緒方にレフトスタンドへ2ランを打たれ3−0とリードを広げられる。
嶋のあたりはセカンド藤本がよく捕ったが送球がやや高かったか、シーツはタッチを主張するもセーフとなり内野安打。続く前田には粘られるも、ファースト正面のライナーでゲッツーに打ち取った。
四回表、今岡倒れた後、桧山がセンター前ヒットで出塁。矢野三振の後、藤本がライト前ヒットで二死一・二塁とするが、福原セカンドゴロで二者残塁、この回も得点できず。
四回裏、新井ショートゴロの後、野村にレフト前ヒットを打たれるが後続を打ち取り追加点は許さなかった。

五回表、ようやく阪神に1点が入る。この回先頭の赤星がセイフティバント、打球を捕った新井の一塁への送球がそれ、その間に赤星は二塁へ進む。鳥谷が左中間へヒットをはなち赤星が生還、1点を還すが、鳥谷はセカンド憤死。後続も打ち取られ、この回の得点は1点のみに終わった。
得点の入った直後の五回裏は一番からの上位打線を三者凡退に打ち取った。
六回表は一死から桧山が四球で出塁するも後続なし。
六回裏は、福原が広島のクリーンナップを三者凡退に打ち取った。
七回表、この回先頭の福原に代打・片岡が告げられたところで、マウンドにあがっていたデイビーから二番手・仁部に交代。片岡が粘って10球目で四球を選び出塁。赤星のセカンドゴロで片岡の代走・浅井がセカンドへ進み一死二塁。続く鳥谷のフルカウントからの打球はショートゴロ。しかしショート松本から一塁への送球がワンバウンドとなり、鳥谷の足が勝り内野安打で一死一・二塁となる。ここで広島は仁部から梅津に交代。その初球、内側に入ってきた球をシーツがレフトスタンドへ叩きこみ4−3、逆転に成功する。結局梅津は一球で降板。高橋が登板し後続は打ち取られた。

1点リードした七回裏、マウンドは藤川。この回先頭の野村にショートの横を抜くヒットを打たれ、石原が送りバント成功、一死二塁とされる。しかし代打・浅井、木村拓を打ち取り走者は二塁に残塁。
八回表、マウンドは四番手・永川。二死から藤本の当たりはセカンド木村拓がよく捕るも内野安打。しかし代打・スペンサー空振三振で追加点はならず。
八回裏、マウンドはウィリアムス。いい当たりもあったが3つのアウトを全てセンターフライに打ち取った。
九回表、マウンドはベイル。赤星のピッチャーゴロはベイルが止めたものの、ボールを見失い投げられず、内野安打。鳥谷はバントの構えも送れずキャッチャーファウルフライ。シーツはセカンドゴロか思ったが、追いついたかに見えたセカンドが捕球できずボールはライト前へ(記録はセカンドのエラー)。一死一・三塁のチャンスとなり、四番・金本がセンターへ、広島を突き放す2試合連続のホームランを叩き込んだ。
九回裏、マウンドは久保田。この回先頭の前田にライト前ヒットを打たれる。7試合連続本塁打の日本タイ記録を狙う新井をキャッチャーファウルフライに打ち取り一死。続く野村にはこの試合3本目のヒットをセンター前に打たれ一死一・二塁のピンチとなるが、石原をサードゴロ併殺打に打ち取りゲームセット。

阪神は6カード連続の勝ち越しとなり、貯金は今季最多の13となった。
広島・新井は3打数ノーヒットに抑え、プロ野球タイの7試合連続ホームランを許さず。
広島・梅津は1球投げただけでプロ初黒星。

(注目選手)

  • シーツ:逆転の3ランホームラン
  • 金本 知憲:カープを突き放す2試合連続のホームラン

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 鳥谷
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 桧山
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 福原

広島

  • 1
  • 木村拓
  • 2
  • 松本奉
  • 3
  • 緒方
  • 4
  • 5
  • 前田
  • 6
  • 新井
  • 7
  • 野村
  • 8
  • 石原
  • 9
  • デイビー

審判団

  • 本塁:森
  • 一塁:敷田
  • 二塁:真鍋
  • 三塁:谷