阪神タイガース 試合結果

• （勝）藤川 4勝0敗0S　（Ｓ）
• （登板投手：能見−桟原−橋本−藤川−江草）
• （負）吉崎 0勝2敗0S
• （登板投手：正田−井場−吉崎−矢野−佐々木）
• （本）SHINJO 12号（ソロ=能見）、小谷野 1号（ソロ=橋本）、矢野 7号（満塁=矢野）

（試合内容）

阪神は今日一軍登録された能見と浅井の若手バッテリーが先発。
赤星は急性胃炎で今日は練習に参加せず病院で点滴を受けての試合出場。

一回表、二者連続三振、セカンドゴロで三者凡退に打ち取る上々の立ち上がりを見せる。
二回表、今日四番に入ったSHINJOにレフトスタンドへソロホームランを打たれ日本ハムに先制を許す。続く木元にストレートの四球を与えたが、後続を打ち取った。
二回裏、二死からスペンサーが四球で出るも関本が三振に倒れる。
三回表、この回先頭の正田に四球を与えると、一死の後、奈良原に三塁側へセイフティバントを決められ、続く小笠原に一二塁間を抜くライト前ヒットを打たれて一死満塁のピンチとなる。SHINJOのはなったライト前への当たりはスペンサーが前進するも捕れず、タイムリーヒットとなる。木元は三振にとるが、ワイルドピッチでボールが後ろにそれる間に三塁ランナーがホームインし、この回２点を失う。
四回表、小谷野にレフト線へツーベースヒット、中嶋にもレフト前ヒットを打たれ、無死一・三塁のピンチを招く。ピッチャーの正田に粘られて、やっと三振に打ち取ったところで、能見から桟原に交代。
森本のスクイズは、桟原がすばやくグラブトスして本塁封殺。しかし、奈良原のライトへのライナーに突っ込んだスペンサーが、ダイビングキャッチを試みるも捕れず、球が後ろにそれる間に２者生還。なおも二死三塁だったが、小笠原をセカンドゴロに打ち取った。この回日本ハムに２点を追加され、点差が５点に広がった。
四回裏、二死から金本の当たりはショートゴロだったが、奈良原がボールに手がつかず、送球が遅れたため、ラッキーな内野安打となる。そして今岡がレフトフェンス直撃のタイムリーツーベースをはなって１点を返す。なおも二死二塁だったが、スペンサーはファーストファウルフライに倒れる。
五回表、SHINJOサードゴロ、木元の一二塁間の打球はシーツが好捕して一塁ゴロ、田中幸遊ゴロで、三者凡退に打ち取る。
五回裏、この回先頭の関本がレフト前ヒットで出塁、浅井はセンターフライ、桟原の代打・濱中は空振り三振、赤星ショートゴロで関本は一塁に釘付け。
六回表、マウンドは三番手・橋本。小谷野に高めに浮いたチェンジアップをソロホームランされる。
六回裏、先頭・鳥谷がセンター前ヒット、シーツがレフトフェンス直撃のツーベースヒットで無死二・三塁となり、金本がセンター前タイムリーヒットでまず１点目、今岡もレフト線へタイムリーツーベースをはなって２点目、スペンサーの代打・桧山は三振に倒れるが、関本の代打・片岡が投手・井場の右手を弾くタイムリー内野安打で３点目。浅井の代打・矢野は四球を選んで一死満塁に。ここで日本ハムは井場から左の吉崎にスイッチ。
橋本の代打・藤本の三遊間への当たりは、奈良原がわずかに追いつけず、レフト前へ抜けるタイムリーヒットとなって５点目。なおも一死満塁で、赤星は併殺コースのショートゴロ、二塁はアウトとなるが、一塁は赤星の足がわずかに早くセーフ、遂に同点とした。
七回表、この回から藤川が登板。奈良原、小笠原、SHINJOを三者連続の空振り三振に打ち取った。
七回裏、シーツ四球の後、金本が三振に倒れるも、今岡が外角高めの球を打ちライト前ヒット。スタートをきっていたシーツは三塁に達し一死一三塁のチャンス。桧山は足に死球を受け、満塁となって代打・町田。ここで日本ハムは吉崎から矢野に投手交代。
町田はセンター前にはじき返す勝ち越しタイムリーをはなつ。更に矢野が自身プロ初の満塁ホームランをはなち、一気に日本ハムを突き放した。
八回表、マウンドは江草。体調不良の赤星に代わりこの回からセンターには上坂が入った。木元のセンターへ抜けそうなあたりは鳥谷がよく追いつきショートゴロ。田中幸を三振、小谷野をピッチャーゴロの三者凡退に打ち取った。
九回表、代打・高橋センターフライ、代打・セギノールセカンドゴロ、森本空振り三振と、江草が最後の回も三者凡退に打ち取り試合終了。
阪神は５点差をひっくり返す見事な逆転勝利で今季初の５連勝。岡田監督が通算１００勝目を達成した。
日本ハムは泥沼の１１連敗。

（注目選手）

• 町田 公二郎：勝ち越しのタイムリーで甲子園で初のお立ち台
• 矢野 輝弘：試合を決める自身初、トドメの満塁ホームラン
• 藤川 球児：三者連続空振り三振に打ち取る快投で４勝目