2005年5月29日 東北楽天ゴールデンイーグルス vs. 阪神タイガース 5回戦

  • 阪神タイガース 成績 27勝21敗2分(対楽天 4勝1敗0分)
  • フルキャストスタジアム宮城 13時00分開始 試合時間:4時間10分 観客数:19175人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 3 0 0 2 0 0 2 2 0 9 14 0
楽天 0 0 0 1 1 0 0 3 1 6 15 0
  • (勝)ブラウン 3勝0敗0S (S)
  • (登板投手:ブラウン−江草−能見−藤川−久保田)
  • (負)岩隈 3勝6敗0S
  • (登板投手:岩隈−徳元−有銘−小山−一場)
  • (本)金本 13号(ソロ=小山)、鷹野 3号(ソロ=ブラウン)、山崎 4号(ソロ=能見)、鷹野 4号(2ラン=能見)

(試合内容)

阪神は前回岩隈と対戦した時にホームランをはなった桧山を6番ライトで起用。
一回表、二死からシーツがレフト前ヒット、金本の一二塁間への当たりは、一塁手吉岡のミットを弾き、ライト前ヒットとなって二死一・三塁のチャンスをつかむと、今岡がレフトフェンス直撃のタイムリーツーベースヒットをはなち、桧山も三遊間を破る2点タイムリーヒットで続いた。阪神が4連打で3点を先制。
一回裏、二死から山崎、トレーシーに連続四球を与えるが、鷹野をショートゴロに打ち取る。
二回表、先頭矢野が左中間を破るツーベースヒットで出塁するが、後続凡退。
二回裏、先頭吉岡にライト線へツーベースヒットを打たれるが、酒井、長坂、関川を三者連続セカンドゴロに打ち取り得点を許さず。
三回裏、一死から高須に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれ、二盗を許すが、山崎は中途半端なバッティングのセカンドゴロ、トレーシーは空振り三振に打ち取る。
四回表、桧山セカンドゴロ、スペンサーセカンドゴロ、矢野四球、鳥谷が16打席ぶりのヒットをはなち、二死一・三塁のチャンスをつくると、赤星が右中間へタイムリーツーベースをはなち、一塁走者鳥谷もホームインして2点を追加する。
四回裏、先頭鷹野にバックスクリーンへソロホームランを浴び1点を返される。
五回表、この回から楽天は岩隈を諦め、徳元をマウンドへ。先頭シーツがセンター前ヒットで出塁、金本四球で無死一・二塁、今岡レフトフライの後、桧山ファーストゴロでランナーそれぞれ進塁し、二死二・三塁となるが、スペンサーは三振に倒れ、追加点ならず。
五回裏、先頭関川がレフト線へツーベースヒットで無死二塁。磯部ライトファウルフライで関川三進後、高須がライト前タイムリーヒットを浴び、2点目を返される。しかし、その後は山崎サードゴロで二塁封殺。4番トレーシーの代打ロペスを浅いセンターフライに打ち取った。
六回表、先頭矢野センター前ヒット、鳥谷レフトライナー、赤星ショートゴロで二塁封殺、藤本の2球目に赤星が二盗成功、藤本四球で二死一・二塁、シーツセカンドゴロに倒れ得点ならず。
六回裏、この回からブラウンに替わり江草が登板。先頭鷹野にいきなり四球を与えるが、吉岡をサードゴロ併殺。続く酒井にレフト前ヒットを許すが、藤井はセカンドフライに打ち取る。
七回表、先頭金本が左中間を破るツーベースヒットで出塁すると、今岡がライト線へポトリと落ちるタイムリーヒットをはなって6点目。桧山死球で無死一・二塁となると、楽天は有銘から小山へ投手交代。スペンサーショートゴロで二塁封殺、矢野四球で一死満塁になった後、鳥谷のセンターへの犠飛で7点目を追加。
七回裏、関川の代打飯田ショートゴロ、磯部、高須を連続三振。
八回表、先頭藤本がライト線へのスリーベースヒットで出塁、シーツライトへの犠飛で8点目。そして、金本が右中間へソロホームランをはなって9点目をあげる。金本はこれで日本ハム以外の11球団からホームランを記録。
八回裏、能見が3番手として登板。先頭山崎にいきなりレフトスタンドへ運ばれる。続くロペスのサード線への当たりは秀太が止めたものの、送球が遅れてサード内野安打となる。そして鷹野に2ランホームランを浴び、吉岡にセンター前ヒットを打たれ、能見は4連続安打をくらって一死もとれずに藤川に交代。酒井の代打斉藤はサードゴロで二塁封殺、藤井セカンド内野安打で一死一・二塁となるが、代打川口三振、磯部サードゴロで楽天の反撃を止めた。
九回表、楽天のマウンドは一場。二死一・二塁のチャンスをつくったが、途中出場の野口が三振に倒れ得点ならず。
九回裏、マウンドには久保田。先頭高須にレフト前ヒット。山崎を空振り三振に打ち取るが、高須に二盗を許し、ロペスにセンター前タイムリーヒットを浴びて3点差に詰め寄られる。なおも鷹野にあわやホームランというライトフェンス上部直撃のツーベースを浴び一死二・三塁になるが、吉岡はフルカウントから154キロのストレートで空振り三振。斉藤は見逃し三振でゲームセット。
阪神は終盤に楽天の猛追に苦しめられたが、なんとか逃げ切った。
なお、この試合を終え、金本が連続フルイニング出場記録を800試合とした。

(注目選手)

  • 金本 知憲:3安打猛打賞と2四球で全打席出塁、連続フルイニング出場記録800試合
  • 今岡 誠:先制のタイムリーツーベース
  • ブラウン:負けなしの3勝目

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 桧山
  • 7
  • DH
  • スペンサー
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • 鳥谷
  • -
  • ブラウン

楽天

  • 1
  • 磯部
  • 2
  • 高須
  • 3
  • DH
  • 山崎
  • 4
  • トレーシー
  • 5
  • 鷹野
  • 6
  • 吉岡
  • 7
  • 酒井
  • 8
  • 長坂
  • 9
  • 関川
  • -
  • 岩隈

審判団

  • 本塁:有隅
  • 一塁:森
  • 二塁:渡田
  • 三塁:柳田