阪神タイガース 試合結果

• （勝）江草 2勝0敗0S　（Ｓ）
• （登板投手：能見−江草−藤川−ウィリアムス−久保田）
• （負）フェリシアーノ 0勝1敗0S
• （登板投手：寺原−フェリシアーノ−竹岡−神内−吉武）
• （本）金本 11号（2ラン=寺原）、ズレータ 13号（ソロ=能見）

（試合内容）

一回表、赤星、藤本が連続ヒット、シーツ三振の後、金本四球で一死満塁となり、今岡のレフトへの犠牲フライで１点を先制。
一回裏、川崎はセカンド正面のゴロ、荒金フルカウントから四球、バティスタはファーストへのボテボテのゴロとなって併殺はとれず、二死二塁で松中を迎えるが、三振に打ち取る。
二回裏、城島に対しノースリー、さらにはレフトポール際に大きな当たりを打たれるもファールの判定。結局サードゴロに打ち取る。しかし、続くズレータにソロホームランを浴び、同点とされる。なおも、カブレラにフルカウントから四球を与え、宮地送りバントで二死二塁になってから、大村に勝ち越しのセンター前タイムリーヒットを浴びる。大村の盗塁を警戒してバッテリーはピッチドアウトするが、二盗を許してしまう。川崎の三遊間を破りそうな当たりは鳥谷が止めるが、ショート内野安打となり、川崎二盗成功で二死二・三塁のピンチが続いたが、荒金を空振り三振に打ち取り、なんとか２失点だけにとどめた。
三回表、赤星が一塁線をやぶるスリーベースヒットで出塁。藤本が前進守備のセカンドの横を抜くライト前タイムリーで同点に。シーツ倒れた後、金本が２試合連続となるホームランをライトスタンドへほうり込んで２点勝ち越し。更に今岡が三遊間をやぶるレフト前ヒットで続くと、桧山がセンター前へ打球を運ぶが、ショートバウンドで捕球したセンター大村がセカンドへ送球、きわどいタイミングながらアウトの判定となり、記録はセンターゴロで、桧山はヒットを１本損をする。スペンサーはセンターフライに倒れ、更なる追加点はならず。
三回裏、バティスタレフト前ヒット、松中、城島に連続四球を与え、無死満塁の大ピンチを迎える。ズレータにはカウント２−１から２球連続できわどいボールの判定でフルカウントとなり、レフト前タイムリーヒットを許して１点差になる。ここで阪神は能見を諦め、江草にスイッチ。カブレラをショートゴロ併殺に打ち取るが、その間に三塁ランナーがホームインし、再び同点に。なおも二死三塁だったが、宮地をファーストゴロに打ち取り、ソフトバンクの猛攻を江草が食い止めた。
四回表、ソフトバンクは２番手フェリシアーノが登板。矢野ショートゴロ、鳥谷ライトフライ、赤星センターフライで三者凡退に打ち取られる。
四回裏、二死から荒金にツーベースヒットを打たれるが、バティスタをセカンドフライに打ち取る。
五回表、藤本四球、シーツライトフライ、金本セカンドゴロで一塁走者タッチアウトで二死一塁。今岡四球で二死一・二塁で、桧山が一・二塁間を抜くライト前ヒット、これで二塁走者の金本がホームへ突っ込み、返球がそれたため勝ち越しのホームイン。福岡ヤフードームに六甲おろしが鳴り響く中、フェリシアーノ降板。３番手に竹岡が登板。スペンサーはショートゴロに倒れ二者残塁。
五回裏、松中の当たりを一塁手シーツがはじき、エラーでノーアウトのランナーが出塁するが、城島をショートゴロ併殺に打ち取る。その後ズレータがレフト前ヒットで出るが、カブレラをライトフライに打ち取る。
六回表、先頭矢野が四球で出塁すると、ソフトバンクは竹岡から左腕・神内に交代。鳥谷セカンドゴロで二塁封殺となり一死一塁となるが、鳥谷が二盗失敗、赤星セカンドゴロで結局３人で攻撃終了。
六回裏、阪神は３番手藤川が登板。宮地センター前ヒット、大村のショートへの高いバウンドの当たりは一塁きわどいタイミングながら内野安打となり、無死一・二塁のピンチとなるが、川崎の送りバントを藤川がダッシュ良く処理して三塁封殺。荒金をサードゴロ併殺に打ち取り、無失点で切り抜ける。
七回表、二死から金本が体勢を崩しながらもレフト前ヒット、今岡も三遊間をしぶとく破るレフト前ヒットで続き、二死一・二塁のチャンスをつかむが、桧山空振り三振に倒れ、得点できず。
七回裏、藤川が続投。バティスタをファーストファウルフライ、松中四球、城島セカンドフライ、ズレータの３球目にワイルドピッチでランナーが二塁へ進塁するが、フルカウントからズレータはスイングをとられて空振三振。
八回表、神内が３イニング目に突入。スペンサー遊ゴロで一死の後、矢野レフト前ヒット、鳥谷見逃し三振で二死。赤星四球で二死一・二塁となったところで、ソフトバンクは吉武に投手交代。ここで藤本に代えて代打・濱中。前進守備の外野陣をあざ笑うかのような右中間をやぶる２点タイムリースリーベース！貴重な追加点をあげリードを３点に広げた。
八回裏、藤川がまだ続投。カブレラを三球三振に打ち取ったところで、ウィリアムスに交代。代打・稲嶺見逃し三振、代打・井出ファーストゴロで三者凡退に打ち取る。
九回表、金本四球、今岡ファーストファウルフライ、桧山ライト線へツーベースヒットを放って、一死二・三塁とし、スペンサーがライトへ犠牲フライを放ち１点を追加する。
九回裏、守護神・久保田が登板。川崎、柴原を連続三振。バティスタにレフトフェンス直撃のツーベースを打たれるが、松中を見逃しの三球三振に打ち取った。
同率首位だった中日が敗れたため、阪神が単独首位に。また岡田阪神としては最多となる貯金６となった。

（注目選手）

• 江草 仁貴：無死満塁の大ピンチで登板、３回無失点の好投でソフトバンク打線の勢いを止める
• 藤川 球児：２回1/3を無失点の力投
• 濱中 おさむ：代打で登場し、貴重な追加点となる２点タイムリースリーベース