阪神タイガース 試合結果

• （勝）下柳 5勝0敗0S　（Ｓ）
• （登板投手：下柳−藤川−ウィリアムス−江草）
• （負）和田 4勝4敗0S
• （登板投手：和田−竹岡−フェリシアーノ−岡本−佐藤）
• （本）金本 9号（2ラン=和田）、金本 10号（2ラン=岡本）

（試合内容）

一回表、赤星が先発和田から四球を選んで出塁。関本ショートフライの後、シーツの初球に赤星が盗塁成功して一死二塁。シーツがショートフライに倒れた後、カウント２−１と追い込まれながら金本がライトスタンドへライナーで叩き込む２ランホームランを放って阪神が２点を先制する。
一回裏、先発下柳は大村をピッチャーゴロに打ち取った後、荒金にライトへツーベースヒットを打たれるが、バティスタ、松中を連続三振に打ちとって、立ち上がりは無失点で切り抜ける。
二回裏、先頭の城島がノースリーから手を出し、どん詰まりのサードゴロとなるが内野安打となる。しかし、ズレータ空振り三振、カブレラをショートゴロ併殺に打ち取り、この回も無失点で切り抜ける。
三回表、和田vs.鳥谷の早稲田大学先輩後輩対決が実現し、鳥谷が一二塁間を破るヒットをはなつ。赤星が送りバントを決め、関本が粘って四球、シーツレフト前ヒットで満塁。金本ショートフライに倒れるが、今岡がレフトへ運ぶ２点タイムリーヒットを放って２点を追加する。
三回裏、この回先頭の宮地にセンター前ヒットを打たれるが、続く鳥越をセカンドゴロ併殺打にとる。その後大村を死球で出すと二盗を許し二死二塁となるが、荒金を空振三振に打ち取る。
四回表、先頭のスペンサーがセンター前ヒットで出塁。矢野ライトフライの後、鳥谷ライト前ヒットで一・二塁のチャンスをつかむが、赤星三振、関本ショートフライで得点ならず。
五回表、先頭のシーツがレフトへ運ぶと、積極走塁で二塁へ。金本が三遊間を破るヒットで続いて無死一・三塁。今岡ノースリーから手を出すもセカンドフライ。濱中痛烈な打球を放つもサードライナーで二死となるが、スペンサーが四球を選んだところで、先発和田をＫＯ。サイドスローの竹岡が２番手としてマウンドへ。矢野はセカンドゴロに倒れ、またしても追加点はならなかった。

五回裏、この回下柳がソフトバンク打線につかまる。先頭のカブレラにツーベースヒットを許し、宮地をセカンドゴロに打ち取るも、この間に二塁走者は三塁へ。そして、鳥越のライト前ヒットで１点返される。続く大村のバントヒットでなおも一死一・二塁のピンチが続き、荒金に三遊間を抜くレフト前ヒットを浴びて２失点目。引き続き一死一・二塁のピンチが続いたが、バティスタをサードゴロ併殺に打ち取った。
六回表、先頭の鳥谷がこの日３安打目となるショート内野安打で出塁。赤星が一二塁間を破るライト前ヒット、関本の代打・藤本の送りバントはピッチャー竹岡の真正面へ転がり、三塁封殺かと思われたが、竹岡が三塁へ悪送球し、ボールがファウルゾーンに転がる間に走者鳥谷がホームインし５点目を追加。なおも無死二・三塁のチャンスが続く。シーツサードゴロに倒れたところで、ソフトバンクは投手をフェリシアーノにスイッチするが、金本が一二塁を破るライト前タイムリーをはなって６点目をあげる。
六回裏、阪神は早めの継投で２番手藤川を投入。先頭松中にレフトへあわやスタンドインというフェンス直撃の当たりを浴びるが、金本のクッションボールの処理が早く、シングルヒット止まりになる。城島センターフライ、ズレータ三振、カブレラをサードゴロに打ち取り、得点を許さなかった。
八回表、先頭の赤星が打ち上げた打球を城島とバティスタが交錯しエラー、ノーアウトのランナーが出る。藤本が送りバント成功、そしてシーツがあわやホームランかというセンターフェンス直撃のタイムリーツーベースヒットで１点を追加。ベンチの岡田監督も思わず笑顔。更に続く金本がこの試合２本目となる２ランホームランを右中間スタンドへ放り込んだ。これで金本は１２年連続で２桁ホームランを記録。
八回裏はウィリアムス、九回裏は江草が無失点に抑えて勝利。
中日、ヤクルトが敗れたため、阪神は同率首位になった。

（注目選手）

• 金本 知憲：２本塁打を含む４安打５打点
• 鳥谷 敬：早大先輩和田から２安打するなど、この日４安打
• 下柳 剛：下柳ワールド炸裂で負けなしの５勝目