2005年5月18日 阪神タイガース vs. 西武ライオンズ 2回戦

  • 阪神タイガース 成績 22勝18敗1分(対西武 1勝1敗0分)
  • 阪神甲子園球場 18時00分開始 試合時間:3時間23分 観客数:44030人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
西武 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2 7 0
阪神 0 2 0 0 1 0 0 0 X 3 7 0
  • (勝)杉山 2勝2敗0S (S)久保田 1勝2敗5S
  • (登板投手:杉山−藤川−ウィリアムス−久保田)
  • (負)松坂大 3勝5敗0S
  • (登板投手:松坂大)
  • (本)桧山 3号(2ラン=松坂大)

(試合内容)

西武の先発はパ・リーグを代表するエース松坂大輔。横浜高時代に春夏連覇した思い出の甲子園のマウンドに立った。
一方、阪神はいわゆる松坂世代の一人・杉山。エースナンバー18番同士の対決となった。
一回表、栗山にヒットを許し、赤田が送りバント成功で、いきなり得点圏のランナーを背負うが、フェルナンデス、カブレラを連続三振に打ち取る。
二回表、この回先頭の和田に右中間へツーベースを打たれ、石井義に四球で無死一・二塁。初回に続きピンチとなるが、片岡のバントを杉山が好フィールディングで三塁へ送り封殺。続く細川をショートゴロ併殺打に打ち取りピンチを切り抜けた。
二回裏、金本が四球で出ると、今岡倒れた後、桧山が松坂大の初球をとらえて、センターへ2ランホームランをはなち2点を先制する。
四回表、二死から二つの四球を出すが、片岡をサードゴロに打ち取り事なきを得た。
五回表、先頭細川がヒット、松坂倒れて一死後、栗山の当たりはレフトオーバーのフェンスに当たるツーベースで一死二・三塁のピンチを迎える。しかし代打・貝塚を三振、フェルナンデスをライトフライに打ち取り西武に得点を許さなかった。
ピンチをしのいだ直後の五回裏、この回先頭の鳥谷がヒットで出塁。杉山の送りバントを松坂がセカンドへ送るもフィルダースチョイスとなり無死一・二塁。更に赤星の当たりは高く弾み、これがピッチャー内野安打となり満塁に。関本の打席でパスボールがあり、三塁走者が生還。相手バッテリーのミスで貴重な追加点を得る。しかしその後は関本、シーツが連続三振。金本四球で再び満塁となるが、今岡はファーストゴロに倒れ、更なる追加点はならなかった。
六回裏、二死から鳥谷がヒットで出塁すると、好投杉山のところに代打・濱中を起用するが、松坂の前に三振に倒れた。
雨が降り出した七回表、マウンドにあがった二番手・藤川が今日も三者凡退に打ち取る。
八回表、マウンドは3番手ウィリアムス。一死から途中出場の小関に2−1と追い込みながら四球を出し、フェルナンデスを空振り三振に打ち取り二死とするが、カブレラのフルカウントからの判定が、ハーフスイングをとられずボールで四球となり二死一・二塁のピンチを招く。
そして和田にカウント2−2と追い込んでから、あわやホームランというライトオーバーのフェンス直撃2点タイムリースリーベースを打たれ、1点差に詰め寄られる。ここで昨日のヒーロー石井義を迎えるが、空振り三振に打ち取りなんとかリードを守った。
追加点のほしい八回裏、一死から桧山がセンター前にポトリと落ちるヒットで出塁。矢野がバントで送り、この試合松坂から2安打の鳥谷に期待がかかるが空振三振に終わった。
九回表、マウンドは守護神・久保田。一死から代打・大島に一二塁間へヒットを打たれ同点のランナーが出る。ここで松坂に代打・中村が出るが空振三振で二死。栗山をカウント2−1に追い込んだところで、一塁走者の代走・高波が二盗に成功し、一打同点というピンチになるが、最後は152キロのストレートで栗山を空振三振に打ち取りゲームセット。阪神が逃げ切った。
杉山は6回を90球、被安打5、9奪三振、無失点の好投で今季2勝目。
なお、西武先発の松坂大は完投で152球を投げ、毎回の13奪三振。四回裏には金本から史上114人目となるプロ入り通算1000奪三振を記録した。

(注目選手)

先発オーダー

西武

  • 1
  • 栗山
  • 2
  • 赤田
  • 3
  • フェルナンデス
  • 4
  • カブレラ
  • 5
  • 和田
  • 6
  • 石井義
  • 7
  • 片岡
  • 8
  • 細川
  • 9
  • 松坂大

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 桧山
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 鳥谷
  • 9
  • 杉山

審判団

  • 本塁:東
  • 一塁:森
  • 二塁:佐藤
  • 三塁:真鍋