2005年5月15日 阪神タイガース vs. 東北楽天ゴールデンイーグルス 3回戦

  • 阪神タイガース 成績 21勝17敗1分(対楽天 3勝0敗0分)
  • 阪神甲子園球場 14時00分開始 試合時間:3時間17分 観客数:47254人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
楽天 0 0 0 2 1 0 0 0 1 4 7 1
阪神 1 0 0 0 0 6 0 0 X 7 13 0
  • (勝)ブラウン 2勝0敗0S (S)
  • (登板投手:能見−ブラウン−藤川−ウィリアムス−久保田)
  • (負)岩隈 3勝4敗0S
  • (登板投手:岩隈−吉田−徳元−有銘−福盛)
  • (本)礒部 8号(2ラン=能見)、桧山 2号(2ラン=岩隈)

(試合内容)

一回表、先発能見は先頭の飯田に三遊間へヒット性の当たりを打たれるも、これを今岡が好捕してアウト。続く高須、礒部を連続三振に打ち取る。
一回裏、赤星がヒット、関本の初球に赤星がスタートを切るが、関本が送りバントをして一死二塁。シーツ三振の後、金本がライトオーバーのタイムリーヒットをはなって1点先制。
三回表、急に強い雨が降ったが、能見は崩れることなく、三者凡退に打ち取る。
しかし四回表、一死から高須に四球を与えると、礒部にレフトスタンドに運ばれる逆転ツーランホームランを浴びてしまう。
五回表、先頭の関川に四球。最後のボールが大きく後ろに逸れるも、スタンドに入ったためボールデッドとなり、二塁に到達していた関川は一塁へ戻される。中村ライト前ヒットで無死一・二塁。岩隈送りバント成功の後、飯田に三遊間を抜かれるレフト前タイムリーヒットを浴び3失点目。高須三振の後、礒部四球で満塁となるが、トレーシーを見逃し三振に打ち取り、この回なんとか1失点で切り抜ける。
五回裏、一死から矢野センター前ヒット、鳥谷ピッチャー強襲の内野安打で一死一・二塁。ここで能見に代打・濱中を送るがライトフライに倒れ、赤星セカンドゴロで得点はできなかった。
六回表、2番手ブラウンが登板し、三者凡退に打ちとる。
ブラウンの好投で流れが阪神に戻ったのか、六回裏、一死からシーツが三遊間を抜くレフト前ヒット、金本ライト線へのツーベースで一死二・三塁のチャンスを掴むと、今岡が一塁手吉岡のグラブを弾くライト前2点タイムリーヒットをはなって同点に。そして、続く桧山が右中間へ勝ち越しの2ランホームランをはなつ。
なおも、矢野死球、鳥谷ツーベースヒットで一死二・三塁とし、代打・町田のときにパスボールで6点目。町田はセカンドゴロに倒れる二死三塁。ここで楽天先発・岩隈が降板。2番手は元阪神・吉田豊彦に。赤星のサード前どん詰まりの当たりは内野安打となり、鳥谷生還で7点目。この回一挙6点をあげ逆転に成功した。
七回表、3番手藤川が登板。昨日に続き三者連続三振のパーフェクトリリーフを見せる。
七回裏、一死から桧山が5番手福盛からセンターへのホームラン性の大飛球をはなつも、ここはかつて「フェンス際の魔術師」と言われた飯田に好捕される。二死となった後、野口ショート内野安打、鳥谷3安打猛打賞となるセンター前ヒット、代打・上坂四球で満塁とするが、赤星がセンターフライに倒れ追加点ならず。
九回表、4点リードで守護神・久保田が登板。先頭の吉岡にレフト前ヒットを許し、代打・山崎、代打・川口を連続三振に打ち取った後、代打・ロペスにライト前ヒット、藤井にライト前タイムリーヒットを浴びて1点を失ってしまうが、最後の打者・飯田はライトフライに打ち取った。
阪神は対楽天戦3試合3連勝で、今季2度目の4連勝。この日、ソフトバンクに敗れた首位中日との差を1ゲームとした。
なお、六回裏に手の甲に死球を受けた矢野は7回表の守りから野口と交代し、その後病院で検査を受けたところ、骨には異常なく左手甲の打撲と診断された。

(注目選手)

  • 桧山 進次郎:久々のスタメン出場、勝ち越しの2ランホームラン
  • 今岡 誠:値千金の同点タイムリー
  • 藤川 球児:2試合連続三者連続三振のパーフェクトリリーフ

先発オーダー

楽天

  • 1
  • 飯田
  • 2
  • 高須
  • 3
  • 礒部
  • 4
  • トレーシー
  • 5
  • 吉岡
  • 6
  • 酒井
  • 7
  • 関川
  • 8
  • 中村
  • 9
  • 岩隈

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 桧山
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 鳥谷
  • 9
  • 能見

審判団

  • 本塁:渡真利
  • 一塁:杉永
  • 二塁:友寄
  • 三塁:白井