2006年7月4日 阪神タイガース vs. 横浜ベイスターズ

  • 阪神タイガース 成績 42勝31敗2分(対横浜 9勝1敗0分)
  • 京セラドーム大阪 18時00分開始 試合時間:3時間15分 観客数:27177人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
横浜 1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 10 0
阪神 0 0 0 0 3 0 1 0 X 4 6 0
  • (勝)福原 5勝1敗0S (S)藤川 3勝0敗4S
  • (登板投手:福原−能見−ウィリアムス−藤川)
  • (負)那須野 2勝5敗0S
  • (登板投手:那須野−秦−木塚−ソニア)
  • (本)林 3号(ソロ=木塚)

(試合内容)

阪神は1番・濱中、2番・赤星の並びにした。また、スタメンでは初めてとなる一塁手・スペンサー、三塁手・シーツの布陣を敷いた。なお、この布陣は2005年8月16日の横浜戦十二回表以来。

一回表、先頭・石井にレフト前ヒットを打たれると、小池に送りバントを決められ一死二塁。続く金城に右中間へタイムリーツーベースヒットを打たれ先制を許す。村田をサードゴロに打ち取った後、古木に四球を与えるが、吉村のファーストファウルフライは一塁手・スペンサーがダイビングキャッチするハッスルプレーを見せ二者残塁。
一回裏、濱中はショートゴロ、赤星はレフトフライ。二死後、シーツがセカンドの横を抜くライト前ヒットで出塁するが、金本はセンターフライ。

二回表、この回先頭の内川にピッチャー返しのセンター前ヒットを打たれる。相川のセカンドゴロは二塁手・関本がセカンドへ送球するもセーフ、ファーストはアウトで一死二塁に。那須野を見逃し三振に打ち取った後、石井に四球を与え、小池にはレフト前ヒットを打たれ二死満塁のピンチとなる。そして、金城に高いバウンドのショート内野安打を打たれ、三塁走者が還り追加点を許してしまう。なおも二死満塁だったが、村田を空振り三振に打ち取った。
二回裏、スペンサーはライトフライ、矢野は空振り三振。二死後、鳥谷がレフト線を破るツーベースヒットを放つ。しかし関本はショートゴロ。

三回表、古木セカンドゴロ、吉村ライトフライ。二死後、内川の打球は一塁手・スペンサーが飛びつくも捕れずライト前ヒットに。二死一塁で、相川はセンターへの大きなフライ。
三回裏、福原は空振り三振、濱中はレフトフライ、赤星は見逃し三振で三者凡退。

四回表、那須野は空振り三振。一死後、石井にセンター前ヒットを打たれる。小池をライトフライに打ち取った後、石井が二塁盗塁失敗で3アウト。
四回裏、シーツはセンターフライ、金本はセカンドゴロ、スペンサーはファーストフライで三者凡退。

五回表、金城はサードゴロ、村田はフルカウントからサードゴロ、古木はセカンドゴロで三者凡退。
五回裏、この回先頭の矢野がセンターオーバーのツーベースヒットを放ち無死二塁。続く鳥谷がセンター前へタイムリーヒットを放ち1点を還す。無死一塁で、関本は粘るも高いバウンドのファーストゴロで二塁封殺となり、一死一塁に。福原は送りバントの構えも、投手・那須野はストライクが入らずカウント0−3からどうにかフルカウントまで持ってくるが、結局四球で一死一・二塁のチャンスとなる。更に濱中も四球を選び一死満塁とすると、赤星がストレートの四球を選び、押し出しで同点となる。続くシーツも四球を選び、連続押し出しで勝ち越しとなる。ここで横浜は先発・那須野から二番手・秦に交代。尚も一死満塁だったが、金本はピッチャーゴロ、本塁から一塁へとボールが渡り併殺に終わった。

六回表、三塁に片岡が入り、三塁を守っていたシーツが一塁へ。この回先頭の吉村の打球は、二塁手・関本が追いかけるもバウンドが合わなかったか捕れず、セカンド内野安打となりノーアウトの走者を出してしまう。しかし内川をピッチャーゴロ併殺、相川をセンターフライに打ち取り結局3人で攻撃を退けた。
六回裏、片岡はセンターフライ、矢野はサードゴロ、鳥谷はセンターフライで三者凡退。

七回表、二番手・能見が登板。秦の代打・小田嶋は空振り三振、石井は高いバウンドのピッチャーゴロ、小池は空振り三振で三者凡退。
七回裏、三番手・木塚が登板。関本の代打・林がライトスタンドへソロホームランを放ち1点を追加する。能見の代打・藤本がフルカウントから四球で出塁。濱中がセンター前ヒットを放つとスタートを切っていた一塁走者・藤本は三塁まで進み、無死一・三塁と追加点のチャンスとなる。しかし赤星はセカンドゴロで、本塁へ突入した三塁走者・藤本は本塁タッチアウト。一死一・二塁となり、シーツのセンター前方への打球は中堅手・小池が追いつきセンターフライ。金本はフルカウントから四球を選び二死満塁となるが、片岡はフルカウントからファーストゴロに倒れた。

八回表、三番手・ウィリアムスが登板。二塁に藤本が入る。金城はライトフライ。一死から村田にセンター前ヒットを打たれる。古木を空振り三振に打ち取った後、吉村にライト前ヒットを打たれ二死一・三塁とされるが、内川をショートゴロに打ち取った。
八回裏、四番手・ソニアが登板。矢野はサードゴロ、鳥谷はフルカウントから空振り三振、ウィリアムスの代打・桧山は空振り三振で三者凡退。

九回表、四番手・藤川が登板。三塁に秀太が入る。相川は空振り三振、ソニアの代打・鈴木尚はショートゴロ、石井はレフトフライに打ち取り、三者凡退で試合終了。

阪神は今季19回目の逆転勝ち。五回裏に鳥谷がタイムリーヒットを放ち、55イニングぶりに野手によるタイムリーヒットが記録された。
先発・福原は6回を投げ107球、被安打8、与四球2、失点2に抑えて、自身5連勝で5勝目をあげた。
藤川は歴代単独1位となる35試合連続無失点を記録。また、連続無失点イニング記録を44回2/3に伸ばした。
林は自身初の代打ホームラン。

(注目選手)

  • 鳥谷 敬:野手としては55イニングぶりとなるタイムリーヒットを放つ
  • 林 威助:代打ホームランで貴重な追加点をあげる

先発オーダー

横浜

  • 1
  • 石井
  • 2
  • 小池
  • 3
  • 金城
  • 4
  • 村田
  • 5
  • 古木
  • 6
  • 吉村
  • 7
  • 内川
  • 8
  • 相川
  • 9
  • 那須野

阪神

  • 1
  • 濱中
  • 2
  • 赤星
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • スペンサー
  • 6
  • 矢野
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 関本
  • 9
  • 福原

審判団

  • 本塁:嶋田
  • 一塁:本田
  • 二塁:谷
  • 三塁:渡田