2006年4月15日 阪神タイガース vs. 広島東洋カープ

  • 阪神タイガース 成績 7勝4敗1分(対広島 3勝0敗1分)
  • 阪神甲子園球場 14時00分開始 試合時間:3時間5分 観客数:48502人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
広島 0 1 0 1 0 0 1 0 0 3 12 1
阪神 0 1 1 0 2 1 0 1 X 6 11 1
  • (勝)安藤 2勝0敗0S (S)久保田 0勝0敗3S
  • (登板投手:安藤−藤川−久保田)
  • (負)佐々岡 1勝1敗0S
  • (登板投手:佐々岡−長谷川−広池−永川)
  • (本)濱中 6号(ソロ=佐々岡)、シーツ 5号(2ラン=佐々岡)

(試合内容)

雨が降り注ぎ、デーゲームにもかかわらずナイター照明が灯る中、試合が行われた。また、4連敗中の広島は打線をテコ入れしてきた。

一回表、東出はバントヒットを狙ったが三塁手・今岡が素早く捌いてサードゴロ、前田ショートフライ、新井センターフライで三者凡退。
一回裏、先頭・赤星がセンター前ヒットで出塁すると、藤本が送りバントを決め一死二塁とする。しかし、シーツは三振、金本はレフトフライ。

二回表、嶋ショートゴロの後、森笠に右中間を破るツーベースヒットを打たれる。そして、石原にも右中間を破るタイムリーツーベースヒットを浴び、広島に先制を許す。浅井は右中間へのライトフライに打ち取るが、二塁走者・石原がタッチアップで三塁へ。山崎のサードゴロは三塁手・今岡が前にはじくも一塁は間に合いアウト。
二回裏、今岡センターフライの後、濱中がレフトポール際へソロホームランを放って同点とする。鳥谷はセカンドゴロ、矢野はハーフスイングをとられ空振り三振。

三回表、佐々岡ショートゴロの後、東出の三遊間深いところへの当たりは遊撃手・鳥谷がよく捕って一塁へ投げるも内野安打となる。前田の打席で一塁走者・東出が二塁盗塁成功し、一死二塁となる。前田はキャッチャーゴロだったが、捕手・矢野がボールを捕りそこねたため一塁に送球できず(記録は矢野のエラー)、一死一・三塁のピンチを招く。しかし、新井はショートフライ、嶋は空振り三振。
三回裏、先頭・安藤がレフト前ヒットで出塁。赤星センターフライ、藤本はファーストゴロだったが当たりが弱かったのが幸いし、進塁打となって一塁走者・安藤は二塁へ。シーツはショートゴロと思われたが、遊撃手・山崎の前で打球がイレギュラーバウンドし、勝ち越しのセンター前タイムリーヒットとなる。金本の痛烈なファーストゴロは一塁手・浅井が捕れず、ライト前に抜ける(記録は浅井のエラー)。二死一・三塁で今岡だったが、ライトポール付近へのライトフライ。

四回表、森笠ファーストゴロの後、石原が三遊間を破るレフト前ヒット、浅井に一二塁間を破るライト前ヒットを打たれ、一死一・二塁のピンチを招く。山崎レフトフライの後、佐々岡にセカンド横を抜くセンター前ヒットを打たれ、中堅手・赤星が懸命のバックホームをするも本塁セーフで同点とされる。なおも二死一・二塁だったが、東出はサードライナー。
四回裏、濱中はサードゴロ、鳥谷は右中間へのライトフライ、矢野は三振で三者凡退。

五回表、前田ショートゴロ、新井ライトフライで二死後、嶋に投手・安藤の足元を抜くセンター前ヒットを打たれるが、森笠はサードゴロ。
五回裏、安藤ピッチャーゴロ、赤星空振り三振。二死の後、藤本がセンター前ヒットで出塁。シーツの打席で一塁走者・藤本が二塁盗塁に成功。その直後、シーツがフルカウントから左中間へ2ランホームランを放つ。金本はファーストライナー。

六回表、先頭・石原にレフト前ヒットを打たれる。しかし、浅井はフルカウントからセカンドフライ、山崎はセカンドゴロ(藤本がジャックルし、一回転し背中側でボールが跳ねた後にセカンドにトスするトリッキープレー)で二塁封殺。二死一塁で、佐々岡の代打・廣瀬のセンターへ抜けそうな打球は、藤本がダイビングキャッチし二塁へうまくトス出来なかったが、二塁ベースカバーに入った鳥谷がうまく拾いアウトにした。
六回裏、投手が長谷川に交代。今岡、濱中が2者連続空振り三振の後、鳥谷が三塁線を破るツーベースヒットで出塁すると、矢野が一二塁を破るライト前タイムリーヒットを放ち1点を追加。安藤はライトフライ。

七回表、先頭・東出にセンター前ヒット、前田にライト前にポテンと落ちるヒットを打たれ、無死一・三塁のピンチを背負う。新井空振り三振の後、嶋にセンターへいい当たりを打たれるも赤星がジャンピングキャッチ。三塁走者・東出がタッチアップで生還するが、一塁走者・前田は判断ミスで一塁に戻りきれず、併殺となってこの回終了。
七回裏、赤星レフトフライで一死後、藤本がショート内野安打、シーツが三遊間を破るレフト前ヒットを放ち一死一・二塁のチャンスをつかむ。
ここで広島は広池に交代。金本はフルカウントから空振り三振、今岡は左中間へのセンターフライで得点ならず。

八回表、投手が藤川に交代。先頭・森笠にサードの横を抜くレフト前ヒットを打たれる。石原空振り三振、浅井のセンターへ抜けそうな当たりは二塁手・藤本が横っ飛びでキャッチし二塁封殺。山崎の代打・栗原は空振り三振。
八回裏、投手が永川に、遊撃手が梵に交代。先頭・濱中がフルカウントから四球を選び、鳥谷が送りバントを決め一死二塁にすると、矢野がライトオーバーのタイムリーツーベースヒットを放ち1点追加。藤川の代打・桧山はセンターフライ、赤星もセンターフライ。

九回表、投手が久保田に、右翼手が中村豊に交代。永川の代打・緒方ショートゴロの後、東出にセンター前ヒット、前田空振り三振、新井センターフライで試合終了。

阪神は昨年から続く広島戦の連勝を9とし、貯金を今季最多タイの3とした。
安藤は7回を投げ105球10安打3失点の内容で2勝目、自身の連勝を9に伸ばした。また、3人の投手リレーで今季初の無四球試合になった。
濱中は両リーグトップとなる第6号ホームランを放ち、甲子園球場でのホームランは2004年4月25日の巨人戦で林から放って以来720日ぶりで、通算50号。
なお、三回表に矢野が失策を記録し、2005年4月26日の中日戦(甲子園)から継続中だった連続守備機会無失策記録が1132でストップ(セ・リーグ2位の記録)。
広島は5連敗で借金は今季ワーストの6に。

(注目選手)

先発オーダー

広島

  • 1
  • 東出
  • 2
  • 前田
  • 3
  • 新井
  • 4
  • 5
  • 森笠
  • 6
  • 石原
  • 7
  • 浅井
  • 8
  • 山崎
  • 9
  • 佐々岡

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 濱中
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • 安藤

審判団

  • 本塁:深谷
  • 一塁:友寄
  • 二塁:佐々木
  • 三塁:嶋田