2005年7月15日 阪神タイガース vs. 広島東洋カープ 9回戦

  • 阪神タイガース 成績 51勝32敗3分(対広島 7勝2敗0分)
  • 阪神甲子園球場 18時01分開始 試合時間:3時間57分 観客数:47283人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
広島 0 1 0 0 2 0 2 0 0 5 10 0
阪神 4 2 0 0 5 2 1 0 X 14 17 0
  • (勝)下柳 8勝1敗0S (S)
  • (登板投手:下柳−江草−橋本−桟原)
  • (負)ロマノ 4勝2敗1S
  • (登板投手:ロマノ−田中−広池−玉山−横山−ベイル)
  • (本)今岡 16号(2ラン=ロマノ)

(試合内容)

一回表、下柳は三者凡退に打ち取る。
一回裏、赤星が三遊間をやぶるヒットで出塁。その赤星を気にしてかロマノは鳥谷に四球、さらにシーツストレートの四球で、いきなり無死満塁のチャンスをつかむ。金本はカウント0−3からフルカウントまでいったが、結局押し出しの四球を選び1点を先制。
今岡はライトフライを打つも浅い当たりに三塁走者はスタート切れず。一死満塁となって、桧山が左中間へタイムリーツーベースをはなち二者が生還。矢野サードゴロで二死二・三塁となり、広島バッテリーは藤本を敬遠し満塁策をとるが、下柳が三遊間へタイムリーヒットをはなち、さらに1点を追加。なおも二死満塁のチャンスだったが赤星は三振に倒れ三者残塁。しかし初回に4点を先制した。
二回表、先頭の新井に死球を与えると、前田にはライト前ヒットを打たれ無死一・三塁のピンチ。栗原のサードゴロ併殺打の間に三塁走者が還り、広島に1点を返される。
二回裏、二死から金本が四球で出塁すると、今岡がレフトスタンドへ2ランをはなちリードを広げる。さらに桧山がストレートの四球で出塁するが、矢野はセンターフライに倒れた。
三回表、一死から早くも先発・ロマノに代打・東出が送られるがセカンドゴロ。この回も下柳が三者凡退に抑えた。
三回裏、マウンドは二番手・田中。先頭の藤本がヒットで出塁。しかし下柳がバント失敗、併殺となる。二死から赤星がヒットで出塁するが、鳥谷はレフトライナーに倒れる。
四回表、一死から嶋にヒットを打たれるが、新井をショートゴロ併殺打に打ち取る。
四回裏、一死から金本が四球、今岡見逃し三振の後、桧山がライト線へツーベースヒットをはなって二死二・三塁とするが、矢野は詰まってショートフライに倒れ得点ならず。
五回表、二死から福井の当たりはサードベースに当たって今岡の頭上を越えるラッキーなツーベースヒットとなる。倉に四球、田中の代打・広瀬にストレートの四球を与えて二死満塁。森笠にフルカウントからセンター前へ2点タイムリーヒットを打たれ6−3となる。なおも二死一・二塁のピンチだったが木村拓を三振に打ち取った。
五回裏、先頭の藤本四球、下柳の代打・浅井ライト前ヒットで無死一・三塁、赤星三振の後、鳥谷四球で一死満塁となり、シーツはストレートの四球で押し出しとなって7−4。金本もフルカウントから連続の押し出し四球で8−4。ここで広池から玉山に交代。今岡が右中間を破る2点タイムリーツーベースヒットをはなって10−4。なおも一死二・三塁で桧山がフルカウントから四球を選んで満塁に。矢野見逃し三振の後、藤本がストレートの四球を選び、この回3度目の押し出し四球で11−4と大きくリードを広げた。
六回表、マウンドは二番手・江草。先頭の嶋にレフト前ヒットを打たれるが、後続を打ち取る。
六回裏、一死から鳥谷がセカンド内野安打で出塁。シーツがレフト前ヒットで続き、一死一・二塁のチャンスをつかむと、金本がレフト前タイムリーヒット。今岡センターフライの後、桧山がライト前タイムリーヒットをはなって、この回2点を追加する。
七回表、マウンドは三番手・橋本。ライトには桧山にかわり中村豊。二死から松本にファースト内野安打で出塁され、森笠にレフト前ヒットを打たれる。この時、捕球した金本が足元を滑らせて転倒している間にランナーが進んで二死二・三塁となる(記録は森笠のツーベースヒット)。そして、木村拓にショート後方にポテンと落ちるタイムリーヒットを打たれて2点を失う。嶋にフルカウントから四球を与えるが、新井を三振に打ち取る。
七回裏、一死から中村豊がセカンド頭上を越えるライト前ヒット、赤星センター前ヒットで一死一・二塁のチャンスを作ると、鳥谷がセンター前タイムリーヒットをはなって1点を追加する。
八回表、先頭・末永のライトへのヒット性の当たりは中村豊がファインプレーでアウトにする。栗原にサード今岡の横を抜くレフト前ヒットを打たれるが、後続を断った。
八回裏、二死から矢野がピッチャー強襲のヒットをはなち、毎回安打&先発全員安打となった。
九回表、マウンドは四番手・桟原。この回先頭の松本高にショート内野安打を打たれるが、森笠レフトフライ。石原の打球はライト中村豊がスライディングキャッチでまたしてもファインプレー。嶋の打席で一塁走者・松本が二塁盗塁成功。嶋四球で二死一・二塁となるが、新井を三振に打ち取りゲームセット。
阪神は今季3度目の先発全員安打の17安打で14得点。先発・下柳は5回を投げ81球、被安打4、四死球3、自責点3ながら8勝目をあげた。
広島は登板した6投手のうち4投手で13四球を出すなど投手陣が乱調で、今季ワーストタイの14失点。

(注目選手)

  • 桧山 進次郎:2本のタイムリーを含む3安打猛打賞3打点&2四球で全打席出塁
  • 今岡 誠:2ランホームラン&2点タイムリーで4打点

先発オーダー

広島

  • 1
  • 森笠
  • 2
  • 木村拓
  • 3
  • 4
  • 新井
  • 5
  • 前田
  • 6
  • 栗原
  • 7
  • 福井
  • 8
  • 9
  • ロマノ

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 鳥谷
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 桧山
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 下柳

審判団

  • 本塁:吉本
  • 一塁:上本
  • 二塁:笠原
  • 三塁:友寄