阪神タイガース 試合結果

• （勝）井川 6勝3敗0S　（Ｓ）久保田 1勝2敗9S
• （登板投手：井川−藤川−久保田）
• （負）野口 2勝2敗0S
• （登板投手：野口−岡本−川岸−落合）
• （本）矢野 8号（ソロ=野口）

（試合内容）

交流戦が終わってから最初の公式戦は、首位攻防戦となる中日戦。
阪神はエース井川が先発。中日もエース川上が予想されたが、サウスポーの野口が先発だった。
また、６月１５日の西武戦で盗塁の際に二塁手と交錯し「側胸部打撲」の赤星はいつもどおり一番センターでスタメン出場。

一回表を三者凡退で抑えたその裏、二死からシーツがセンター前ヒットで出るも、金本がレフトフライに倒れた。
二回表、この回先頭のウッズにセンター前ヒットを打たれる。福留、アレックスを打ち取り二死とするが、大西に右中間をやぶるスリーベースヒットを打たれ中日に先制を許す。
二回裏、今岡が右中間フェンスダイレクトのツーベースヒットで出塁し、スペンサーのサードゴロで三塁へ進む。矢野は足に死球を受け一死一・三塁とするが、藤本が三振に倒れ二死に。続く井川が四球を選び二死満塁とするが、赤星が三振に倒れ三者残塁、得点することが出来なかった。
チャンスを逃した直後の三回表、この回先頭の荒木に四球を与え、ノーアウトのランナーを出してしまう。井端のセンターへ抜けるかという打球は藤本がナイスプレーで止めるも二塁はセーフ。さらに立浪にレフト前ヒットを打たれ一死一・三塁のピンチとなる。ウッズを三振に打ち取り二死とするが、福留に一・二塁間へタイムリーヒットを打たれ中日が１点を追加する。
三回裏、一死からシーツが右中間にツーベースヒットをはなつ。金本のショートゴロで三塁へ進み二死三塁とするが、今岡はサードゴロに倒れ、ここも得点することは出来なかった。
四回裏、一死から矢野がセンターへソロホームランをはなち、ようやく阪神に１点が入る。
さらに五回裏、この回先頭の赤星がサード内野安打で出塁すると、鳥谷の打席で二塁へ走る。このとき谷繁が二塁へ悪送球。その間に赤星は三塁へ達する。そして鳥谷が一・二塁間へタイムリーヒットをはなち赤星がホームイン、同点とする。
続くシーツがライト前ヒットを打ち、金本が四球を選び無死満塁の大チャンス。ここで中日は先発・野口から岡本に投手交代。代わった岡本の前に、今岡、スペンサーが連続三振に倒れ二死となるが、前の打席でホームランをはなっている矢野がレフト前へ弾き返す。二者が還る２点タイムリーヒットで阪神が２点を勝ち越す。
六回裏には、二死から鳥谷四球、シーツヒットで一・二塁とするが、金本が三振に倒れ追加点はならなかった。七回裏にも二死から矢野がツーベースで出るが、藤本の代打・片岡がファーストゴロに倒れた。
八回裏、八回表のマウンドにあがった藤川の代打・濱中が中日四番手・落合からセンター前ヒットで出塁。赤星のバントでセカンド進塁。鳥谷が四球を選び一死一・二塁とするが、シーツ、金本が倒れここも追加点はならなかった。
２点リードで迎えた九回表、マウンドは守護神・久保田。この回先頭の福留にツーベースを打たれるとアレックスにタイムリーを打たれ１点差に。更に代打・川相の打席で、ワイルドピッチがありバントをされる前に走者が二塁へ進塁。そして送りバントを決められ、一死三塁と一打同点のピンチとなるが、谷繁、代打・森野を連続三振に打ち取り、なんとか逃げ切った。
先発・井川は、７回を投げ１２２球、被安打４、四死球４、自責点２。
阪神は貯金を今季最多タイの１０とし首位をがっちりキープ。２位中日とのゲーム差を３とした。

（注目選手）

• 矢野 輝弘：３安打猛打賞＆１点目のホームラン＆勝ち越しの２点タイムリーヒット
• 鳥谷 敬：５回裏、同点タイムリー
• シーツ：４安打の猛打賞