阪神タイガース 試合結果

• （勝）藤川 3勝0敗0S　（Ｓ）
• （登板投手：杉山−ウィリアムス−藤川−久保田）
• （負）加藤 2勝2敗1S
• （登板投手：光原−香月−近藤−加藤−吉川）
• （本）濱中 1号（ソロ=光原）、矢野 6号（ソロ=光原）、今岡 12号（満塁=加藤）

（試合内容）

初回はともに三者凡退。
二回裏、二死から谷に四球を与えるが、北川をセカンドゴロに打ち取る。
三回表、この回先頭の濱中が右中間スタンドへ、待望の今季１号、先制ホームランをはなつ。矢野倒れた後、藤本がショート内野安打で出塁すると、続く赤星はセイフティバントを決め一・二塁。さらに鳥谷のショートゴロを阿部真がこぼしエラー、一死満塁でクリーンアップを迎える。しかし、シーツ、金本と倒れ三者残塁。この回の得点は濱中の本塁打の１点に終わった。
四回裏、この回先頭・早川のセンターへ抜けそうなゴロを藤本がよく追いつくも、早川の足が早く一塁を駆け抜ける。しかし、藤本の一塁への送球がややそれたとはいえ、記録上はなぜかセカンド藤本のエラー。
平野ファーストゴロで二塁封殺、ブランボーショートゴロで二死二塁。その後ワイルドピッチで走者を三塁へ進まれるが、後藤をサードファウルフライに打ち取り得点は許さなかった。
五回表、この回先頭の矢野が初球をレフトスタンドへホームランをはなち１点を追加。
五回裏、ここまでオリックスをノーヒットに抑えていた杉山が、二死から阿部真に初ヒットを許す。しかし鈴木をサードゴロに打ち取る。
六回表、一死から金本がバットにちょこんと当ててレフト前ヒットで出塁。今岡センターフライの後、桧山レフト前ヒットで二死一・二塁のチャンスをつかむが、濱中が三振に倒れ追加点ならず。
六回裏、この回先頭の村松に四球を与えると、早川の送りバントの球を杉山が手につけることが出来ずエラーとなって無死一・二塁。平野が一塁線へ送りバントを決め一死二・三塁のピンチとなるが、ブランボー三振、後藤レフトフライに打ち取り、自ら招いたピンチをしのいだ。
七回表、矢野センター前ヒット、藤本送りバント失敗で二塁封殺。赤星四球で一死一・二塁となったところで、オリックスは先発・光原から香月に交代。鳥谷が一・二塁間を抜くヒットで、藤本が一気にホームへ。ライトからいい球が返ってくるが、藤本がキャッチャーの背後をうまくまわりこむ好走塁で１点を追加。さらにシーツがセーフティ気味のバントをすると、打球処理を焦った香月がそのボールをこぼしエラー、一死満塁となる。続く金本は浅いレフトフライだったが、赤星が俊足を生かしてホームイン。犠牲フライでさらに１点を追加した。
七回裏、先頭・谷ライト前ヒット、北川センターフライの後、久保コーチがマウンドへ。阿部真にセンター前ヒットを浴びたところで、杉山からウィリアムスに交代。ベンチに戻った杉山は野口などに右手親指を見せて何やら説明していたが、詳細不明。
ウィリアムスは代打・塩崎はセカンドゴロに打ち取るが、代打・大西に左中間へタイムリーヒット浴び１点を失う。尚も二死一・三塁のピンチで、代打・下山に四球を出し二死満塁となるが、代打・水口を空振り三振に打ち取った。
八回表、マウンドにあがった三番手・近藤が、二死から矢野に死球。藤本が右中間へツーベースヒットで二死二・三塁のチャンスをつかむ。しかし赤星ショートゴロで追加点はならず。
八回裏、６連投となる藤川が登板。ブランボーの一塁線へのあたりをシーツがエラー。後藤のライト前ヒットと好走塁で無死二・三塁。さらに谷に四球を与え無死満塁の大ピンチを招くと、北川にセンター前タイムリーヒット浴び１点を失う。阿部真のピッチャーがえしは藤川が好反応を見せてキャッチし、本塁−一塁と転送し併殺に取る。しかし、尚も続いた二死ニ・三塁のピンチで、塩崎に一・二塁間を破られる２点タイムリーヒットを浴び同点とされる。これで先発杉山の白星が消えた。
九回表、マウンドは加藤。鳥谷がレフト前ヒット、シーツがレフト前ヒット、金本がピッチャーの足を襲う内野安打で無死満塁のビッグチャンスをつかむ。今日ここまで先発野手で唯一無安打だった今岡が、レフトスタンドへ美味しいところを根こそぎ持っていく今岡自身プロ初のグランドスラムで４点を勝ち越す。
九回裏、マウンドは久保田。２本のヒットを打たれるも得点許さず、ゲームセット。
この日、ヤクルトと中日が敗れ、阪神は２位に浮上。

（注目選手）

• 今岡 誠：美味しい場面をいただく勝ち越しの満塁ホームラン
• 濱中 おさむ：今季第１号は先制ホームラン
• 杉山 直久：白星つかずも、６回1/3を被安打３、失点１の好投