2006年3月18日 オープン戦 阪神タイガース vs. 広島東洋カープ

  • 阪神タイガース オープン戦成績 8勝5敗1分
  • 香川県営野球場(オリーブスタジアム) 13時33分開始 試合時間:2時間45分 観客数:7978人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
広島 2 0 0 1 0 0 0 0 0 3 9 1
阪神 0 0 0 0 1 2 0 0 2x 5 6 0
  • (勝)中村泰 1勝0敗0S (S)
  • (登板投手:下柳−金澤−吉野−中村泰)
  • (負)マルテ 0勝1敗1S
  • (登板投手:大島−天野−広池−林−仁部−マルテ)
  • (本)嶋 3号(2ラン=下柳)、栗原 5号(ソロ=下柳)、片岡 1号(2ラン=マルテ)

(試合内容)

試合開始前まで雨が降っていた影響もあり、定刻より3分遅れで試合が始まった。

一回表、緒方三振、井生ショートゴロで二死とした後、栗原にセンター前ヒット、そして嶋にフルカウントからライトスタンドへ2ランホームランを打たれてしまう。廣瀬はライトフライ。
一回裏、赤星レフトフライ、藤本ピッチャーゴロで二死となった後、関本が四球で出塁するも、濱中は見逃し三振。

二回表、福井ファーストゴロ、倉ライトフライ、木村拓ライトフライで三者凡退。
二回裏、町田センターフライ、鳥谷セカンドゴロ、浅井サードライナーで三者凡退。

三回表、松本ライトフライ、緒方ファーストファウルフライ、井生ライトフライで三者凡退。
三回裏、前田忠ライトフライ、上坂セカンドゴロで二死になった後、赤星がセンター前に運び、チーム初ヒットを放つが、藤本はレフトフライ。

四回表、先頭・栗原に左中間へソロホームランを浴びる。つづく嶋は右中間に落ちるセンター前ヒット。代走に森笠。廣瀬にもセンター前ヒットで無死一・二塁のピンチとなる。しかし、福井はサードファウルフライ、倉は見逃し三振、そして木村拓のセンター前に落ちそうな当たりは、赤星のダイビングキャッチのファインプレーでピンチを脱出。
四回裏、関本サードゴロ、濱中サードゴロ、町田空振り三振で三者凡退。

五回表、この回から雨が降り出した。投手は金澤に交代。松本レフトフライ、緒方の当たりは投手・金澤の足元を襲ったが、グラブに当ててピッチャーゴロにした。井生にライト前ヒットを許すが、栗原はサードゴロ。
五回裏、先頭・鳥谷の当たりはファーストゴロと思われたが、この回から一塁の守備についている浅井がグラブに当てながらも捕球できず、打球はライトへ転がり、記録はエラーで鳥谷が出塁。浅井空振り三振の後、前田忠がレフトフェンス直撃のツーベースで一死二・三塁のチャンスをつかむ。しかし、上坂セカンドゴロの間の1点止まりに終わる。

六回表、森笠ショートゴロの後、廣瀬にセンター前ヒットを打たれる。福井の三塁線への強烈な当たりは三塁手・前田忠が横っ飛びでキャッチし二死とする。倉センター前ヒットで二死一・二塁となるが、木村拓は三振。
六回裏、投手が天野、二塁手が梵に交代。先頭・藤本が四球で出塁。関本ライトフライ、濱中は左中間へのセンターフライで二死となった後、町田の代打・桧山が四球で歩いて二死一・二塁となる。ここで広島は投手を広池に交代。鳥谷がライト線へタイムリーツーベースを放ち、二塁走者・藤本が生還、さらに一塁走者・桧山も本塁クロスプレーになるもセーフとなり、阪神が同点に追いつく。浅井はピッチャーゴロ。

七回表、投手が吉野に交代。松本センターフライ、緒方見逃し三振、井生セカンドゴロで三者凡退。
七回裏、前田忠ショートゴロ、上坂空振り三振で二死となった後、赤星のショートへのボテボテのゴロは内野安打となる。ワイルドピッチで赤星が二進するが、藤本はセカンドゴロ。

八回表、浅井ファーストゴロ、森笠ファーストライナー、廣瀬空振り三振で三者凡退。
八回裏、投手が林、捕手が木村一に交代。関本ライトフライ、濱中見逃し三振、桧山センターフライで三者凡退。

九回表、投手が中村泰に交代。先頭・福井にセンター前ヒットを打たれる。代走は東出。木村一の送りバントを捕球した中村泰が二塁封殺を狙うが、センターへ抜ける悪送球となり、無死一・二塁のピンチを招く。そして、梵にきっちり送りバントを決められ一死二・三塁とされるが、比嘉はピッチャーゴロで、三塁走者の本塁突入を阻止し、三塁に達していた二塁走者をタッチアウト、緒方ピッチャーゴロで無失点で切り抜けた。
九回裏、投手がサイドスローの仁部に交代。鳥谷がセカンドフライに打ち取られたところで、投手がマルテに交代。浅井の代打・シーツが三遊間をライナーで破るレフト前ヒットで出塁。代走は藤原。前田忠の代打・林は空振り三振に倒れるが、上坂の代打・片岡にセンターバックスクリーンに飛び込む2ランホームランが飛び出し、サヨナラ勝利をおさめた。

先発・下柳は4回を投げ2本のホームランを浴び5安打3失点という内容だった。
3番手・吉野は2回を投げパーフェクトに抑えるナイスピッチングで、1軍入りへアピールした。
試合は片岡のサヨナラ2ランホームランで勝利したものの、広島の先発・大島の前に5回2安打と抑えられた。

(注目選手)

  • 片岡 篤史:オープン戦初ヒットがサヨナラ2ランホームラン
  • 吉野 誠:2回をパーフェクトに抑えるナイスピッチング

先発オーダー

広島

  • 1
  • DH
  • 緒方
  • 2
  • 井生
  • 3
  • 栗原
  • 4
  • 5
  • 廣瀬
  • 6
  • 福井
  • 7
  • 8
  • 木村拓
  • 9
  • 松本
  • -
  • 大島

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • 関本
  • 4
  • 濱中
  • 5
  • DH
  • 町田
  • 6
  • 鳥谷
  • 7
  • 浅井
  • 8
  • 前田忠
  • 9
  • 上坂
  • -
  • 下柳

審判団

  • 本塁:土山
  • 一塁:渡真利
  • 二塁:友寄
  • 三塁:吉本